メインテーマ無し。その日その日の自分記録。


by sako375
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1月の映画

昨年末、映画館でいきなり目の焦点が合わなくなった。
考えるに、紫外線を防がなかったこと、テレビの見過ぎ、パソコン、iPadに張り付き過ぎ。暗い中で目がジョワジョワしているところに、スクリーンの強い光がダメ出しを出したのだろう。
以前もそういうことがあったが、寝たら治った。この時も映画館で寝たが、戻らなかった。
ずっと目を休ませていたが、元に戻らない。

しようがないから眼科医院に行った。
眼球が歪んでいるとか異常はなかった。普段の生活状況を聞いてもらえず、目の疲れを癒すお薬のお話も出ず、
遠視且つ乱視 なんだと。そんなの、急に、いきなり、突然 現れるものなのか。
メガネを作った。

このメガネが恐ろしい。見上げると空が落ちてきそう。俯くと地面が斜めになってずり落ちそう。

でも、いいわ。まっすぐ前を向いていればいいんだから。
スクリーンの字幕が読めて、俳優が人間の顔をしていて、背景が混じり合っていなければ。

それで、映画。

1。エクスペンダブルズ ニューブラッド
シルベスター・スタローンのシリーズ4作目
公に出来ない世界の危機を回避するために集まった、その道のプロフェッショナル傭兵軍団の死闘。

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スタローンの、リーダーのバーニーのグループはみんな年をとり、時々酒場に集まってツルんでいる。そこへあるミッションが持ち込まれる。
リビアから核兵器を盗んだ最強の武器商人とそのグループを壊滅し、核兵器を盗んだ目的とその黒幕を暴くミッション。
新リーダーの切れ味抜群の女性のもと、若い新人や東洋人のメンバーと共に、エクスパンダブルズが動き出す。
銃声、爆発の、ドドドどかーんは、毎度おなじみ。そこまでやるか、よく考えるね、と感心するくらいの戦闘シーン。
これ以上のことは考えつかないから、スタローンのこのシリーズはこれで終わりじゃないの。
次から新リーダーが活躍するシリーズが始まるんだろうけど、観ないかも〜〜。

狙撃手役のドルフ・ラングレンが一発目を外した。メガネをかけてやり直し。ハハハ、リアルだわ。

エクスペンダブルは、使い捨て、消耗品の意味。映画も時には語学の役に立つ。

こんなのより、キアヌ・リーブスのジョン・ウィックを観たかった。これも4作目で、ジョン・ウィックの闘争がやっと終わった。これまでより良いできだったそうだし、、。


2。ポトフ

19世紀末、フランスの片田舎のお屋敷で、食を追求し芸術まで高めた美食家と、彼の理想を叶えられる唯一の料理人の物語。

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美食家ドダンは料理人ウージェニーに全幅の信頼を置いている。次々繰り出されるお料理は、食材の名前も、料理名も聞いたこともない。あれこれ指図しながら動き回るウージェニーの手際の良さ。
ドダンは、友人たちとよく食事会を開く。みんな、食材や料理について蘊蓄を語るが、この人たちは太らないんだろうか、と下世話なことを思いいつつ、
美味しそうで美味しそうで、、。

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ある日、ウージェニーは倒れてしまう。
失意のドダンは、やがて、食材や料理人を探しに行く。ウージェニーと自分の味の交流が続くかのように、、。

監督:トラン・アン・ユン
ドダン:ブノワ・マジメル
ウージェニー:ジュリエット・ビノシェ


3。枯葉

舞台はフィンランドのヘルシンキ。孤独な男女二人が心を寄せ合う、大人の恋愛映画

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高層ビルや明るい家並みが並ぶのはヘルシンキのあっち側。ペンキのはげたドアが並ぶ裏道はさびしい。
アンサは、スーパーで働き、ホラッパは工場の作業員。二人はカラオケ店で知り合い、惹かれ合うが、偶然の悪戯で次に会えないまま、気にかけながらも時が流れる。
事件も叫び声もなし、大笑いも大泣きもない、ただ日々をやり過ごす裏通りの人々の日常。

映画を見る二人
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アンサにもらわれた野良犬。この犬がいいコで、演技派なんだわ。
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何度もすれ違ったが、やっとホラッパはアンサの家を訪問できる時が来た。家を出たとたん、彼はトリム(路面電車)にはねられて意識不明のまま入院生活。
二人に幸せは訪れるのだろうか、、。

監督:アキ・カウリスマキ
この監督は、人々の日常を大袈裟ではなく、じんわりと描くことのできる監督で有名。しばらく休んでいたから「枯葉」は久しぶりの監督作品なのだそうだ。
アンサ:アルマ・ポウスティ
アレッポ:ユッシ・バタネン
二人とも、ヨーロッパでは有名な俳優。
フィンランドの映画はあまり見る機会がないが、この監督の映画はどれも一押しだ、と思った。

途中で挿入歌はたくさん出たが、二人の心情を表現していて、ますますこの無口な二人が好きになった。
「枯葉」は、輝いていた葉っぱもいつかは枯れる。その前に一瞬、光る時がある。シャンソンの有名な枯れ葉もそんな歌詞だったのだろうか。
調べないけど。


4。ファースト・カウ

1820年代、西部開拓時代直前のオレゴンカントリー、まだ州になっていない時代。アメリカンドリームを夢見る二人の若者の友情の物語

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毛皮罠猟の集団に雇われていたクッキーは、ロシア人から逃げているという中国人キング・ルーを助ける。
その2年後、交易所で仕事を探していたクッキーは、キング・ルーに再会する。二人は、アメリカンドリームを求めてやってきたこの地で、今までの人生や今後の夢を語り合ううち、自然に意気投合する。

心優しいクッキーと、世界のあちこち旅をした経験豊富なキング・ルー
間の丸は、パンフの穴(牛の目)
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この地に初めての雌牛がきた。当時は牛はアメリカにいなくて、街の権力者のステータスシンボルとしてやってきたのだった。
ポスターよりこの写真の方が好き

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二人は、この牛のミルクを盗み、ドーナツを作って売る商売を始める。公益所は大勢の人が集まり、賑やかな町だった。ドーナツは大人気を博し、貯金も増えていった。
しかしこの幸運はいつまで続くのか、二人のアメリカンドリームは実現するのか。。

監督はケリー・ライカート。
現代アメリカ映画の最重要作家と評され、今、世界で最も高い評価を受けている。(そんなこととは知らんかった)
この映画は、公開されるや否や、絶賛に絶賛を浴び、世界中の映画賞で計157部門にノミネートされたそうな。(知らんかった)

いや、しかし、さもありなん、と感じさせる映画でした。


1月の後半2週間で3本。まあいいセンだわね。いい映画ばかりだったし(1本は勘定外)





# by sako375 | 2024-02-02 17:00 | 映画
大掃除も終わり、お正月のご馳走の準備にお忙しい事と存じます。

急に目がよく見えなくなりました。

年明けには病院に行きます。重篤な問題ではなく、普通の老人眼になっただけと思われますが、
当分の間パソコンやアイパッドから離れます。

皆様、来年もお健やかに楽しくお過ごしになられますよう、お祈りいたします。
ブログには訪問させていただきますが、コメントはお許しください。




# by sako375 | 2023-12-31 11:44 | 日記

ペルリンプスと秘密の森

クリスマスで年末で、、。特に何かするわけではない我が家だが、ぼーっとしていてもしようがないから、久しぶりに映画に行ってきた。

『ペルリンプスと秘密の森』
眩いほどの色彩の洪水がほとばしるアニメファンタジー映画

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太陽の王国のクラエと月の王国のプルーオは、巨人によってその存在を脅かされている魔法の森に派遣される。
敵対する二人だったが、森を救うという謎の「生物」ペルリンプスを探すため協力し合う。
そして思いがけない結末、、。
ひとりぼっちじゃないって素晴らしい。

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ジャングルのシーンの写真が撮れればよかったんだけど。
私が思うに、蹂躙されたアマゾンのジャングルや各地の森林、巨人に侵されたウクライナやガザ(だけじゃない)の人々の希望。現在の情勢が裏打ちされているような。

アカデミー賞長編アニメ映画ノミネート『父を探して』(タイトルだけは知っている。観られなかった)監督の最新作。
平和への願いや自然への思いやりを思い出させてくれる珠玉の1編。



# by sako375 | 2023-12-26 21:18 | 映画 | Comments(0)

来年のカレンダー


来年のカレンダーがほぼ出揃った。
定番の深澤紅子さんの野の花カレンダーのほかはほとんど付録か貰い物。
工務店さんやカメラメーカーの風景写真の大型カレンダーは、全然いらないから、早々に夫の部屋に引き取ってもらった。

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窓辺の風景を描いた絵のカレンダー
思いがけなく画材屋さんでもらった。客に配るほど儲かってるのかと内心失礼なことを思ったが、画材メーカーのホルベイン製だった。毎年買い物客にくれるのかな。来年も年末セールの時行かなくちゃ。
これはマチスの絵

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珍しくもおカネを出して購入。
暮しの手帖の向井潤吉の絵のカレンダー
向井潤吉の絵は好き。しみじみ心が安らぐ。が、私は何かでチラリと1、2作見たことあるだけで、本物は知らない。
さすが暮しの手帖。カレンダーの絵も、そこら辺のやっつけ写真じゃないから、画集みたい。
私の写真は電気が反射して半分薄くなってる。
最後にはこのカレンダーに使った絵の一覧。

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高齢女性向け雑誌ハルメクのカレンダー
ハルメクのカレンダーは毎年花がテーマ。本物の花の写真だったり花瓶いっぱいの花の絵だったり。
今年は、押し花がテーマ
末尾にはこのカレンダーに登場した花たちの名前。制作した押し花作家杉野宣雄さんの紹介。
押し花アートを日本の文化に!世界で活躍している人物だそうだ。
そういえば、これまでの花写真は著名な写真家の作だし、絵は女性水彩画家さんだった。


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カレンダーの絵柄は重要ですよ。
1年間付き合うのですから。




# by sako375 | 2023-12-20 21:43 | 日記 | Comments(2)

りんご

りんご農家さんからりんごが届いた。
毎年注文している。去年は、暑さのせいかりんごも急いで大きくなったらしくて、早くにシャキシャキ感がなくなった。蜜の周りがすぐに茶色に変色した。
今年の夏は去年にも増して暑かった。暑過ぎた。

でも、この農家さんとは長い付き合い。送料が値上げしたくらいなんなの。
わたしは食べる。私はりんごにはうるさいのだ。

今年注文したのはいつものサンフジのほか、はるか(岩手県うまれ、糖度が高く蜜入りで果汁が多く、シャキシャキしている)、シナノゴールド(高い糖度としっかりした酸味、程よい硬さ)と、王林の混ぜ混ぜをプラス。
蓋を開けるとフワッとりんごの香り。フフフ。

サンフジと3種混ぜ混ぜ(上の丸いのはシール)

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ム?なに、この匂いは?
よくアップルティーなどについているいわゆるフルーティーな香りというヤツ。紅茶は紅茶の香りでいいんだよ。香りつきりんごなんて余計なお世話だわ。
しかし、どの種類のりんごかわからない。この4個を食べ比べる?

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いっぺんには無理だね。





# by sako375 | 2023-12-10 16:36 | 日記 | Comments(4)